明日のエンジニアたちよ、地球のSOSが聞こえるか?

学生諸君、はじめまして!
私ははるか未来からやってきた、
未来技術戦隊エコレンジャーの最高司令官「X」だ。

使い捨てにされるレアメタル、枯渇する石油エネルギーなど。
きみたちの地球では、環境問題が山積みだ。

この問題に立ち向かう「技術」と「正義の心」を持ったエンジニアを、
私は探している。

さあ、きみはどうする。
私と一緒に地球の未来を守らないか?

未来技術戦隊エコレンジャー 最高司令官「X」

緑豊かな地球を守るため、時空をパトロールするエコレンジャー。 「砕く」「剪る」「選ぶ」技術で再生資源に挑んでいる。 実は近畿工業のエンジニアF氏が、神戸本社の会議室で汗だくになって撮影に挑んだというウワサもあるが、それは言わないお約束。断じて正体は不明なのだ。

NEWS

2017.2/00
近畿工業新卒採用2018サイトをリリースいたしました。
MISSON.
MISSION.01 都市鉱山を掘り起こせ! / 捨てられる、820億円のレアメタル。

MISSION.01を詳しくみる

新製品が出ると、つい欲しくなるのが人の性。

それ自体は悪いことではないが、
要らなくなって捨てられる製品のなかには、
金・銀・プラチナなどの希少な金属(レアメタル)
たくさん含まれていることを、きみは知っているかい?

日本では年間約64万トンの小型家電が捨てられている。
そのなかに含まれる希少金属をすべて回収すると、その額は844億円にも及ぶ。
しかし今の日本で再資源化できているのは、そのうちのたった20億円なんだ。

この事実を知って、何もせずにいられるかい?

小型家電だけではない。金属資源を含む廃棄物は他にもたくさんある。

それらは、資源の宝庫「都市鉱山」。
都市鉱山を掘り起こして、日本を世界有数の資源産出国にしようじゃないか。

そのためには、技術の進化が必要だ。

KINKIの技術! 金属リサイクルの救世主「スーパーシュレッダー」

スーパーシュレッダー

現在、金属スクラップの一部は、東アジアをはじめとする海外へ輸出されている。日本国内で再資源化するにはコストがかかりすぎるからだ。
スーパーシュレッダーは、そのような金属スクラップをバラバラに破砕し、素材ごとに選別する経済性に優れた破砕機。今後、金属資源の日本国内循環に大きく寄与するスーパーマシンなのだ。

MISSION.02 廃棄物をエネルギーに変えよ! / 未来を照らす新エネルギー、その名は廃棄物。

MISSION.02を詳しくみる

人間が生活をしていくうえで、天然資源の消費が止まることはない。
そして資源消費量は、豊かな生活を支えるために増え続けている。

40年で10倍。

これは日本で消費される天然資源の増加率だ。
しかし、日本の自給率はわずか4%と、世界でも最低水準。
このままでは、地球上の天然資源が底をついたと同時に、
日本での安定した生活は終わりを告げてしまう。

なんともお先真っ暗な話だが、明るい話題もある。
それが、廃棄物エネルギー。

人々が豊かに生活し、産業活動が続く限り、廃棄物もまた排出され続ける。
この廃棄物を資源に変えようという取り組みが、国をあげて始まっている。

どうだい、エンジニア魂に火がついただろう?
もちろん簡単ではない。だからこそ、おもしろい。

KINKIの技術!廃棄物エネルギーのキーマン「S-SHAPER」

S-SHAPER

S-SHAPERは、廃棄されたプラスチックや紙、木くずなどを原料にして、「RPF」という固形燃料を製造する装置だ。「RPF」は高カロリーなうえに、化石燃料よりも安価で、環境にやさしいことが特徴。現在は石炭やコークスなどの化石燃料の代替として、製紙会社や鉄鋼会社などで使用されているぞ。

MISSION.03 日本のインフラを守れ! / インフラも迎える高齢化社会。どうなる、日本?

MISSION.03を詳しくみる

最初の東京オリンピックが開催された1964年。
それに合わせて、大規模なインフラ整備が行われた。
高速道路、地下鉄、新幹線、建築物……。

それらのインフラは、 オリンピックが終わってからも日本の高度成長を支え、
今ではきみたちの生活に欠かせないものになっている。
しかし、多くのインフラが、そろそろ寿命をむかえつつある。

加えて、2020年に控える2度目の東京オリンピック。
天災の被害でダメージを受けた地域の復興。
日本各地では今、高速道路や橋梁などのインフラ整備が急ピッチで進んでいる。

さあ、エンジニアの出番だ。
アスファルトを製造するときの消費エネルギーを、いかに抑えるか。
古くなったアスファルトを骨材※として再利用できないか。
インフラづくりでは、破砕と選別の技術が試されている。

※骨材…コンクリートやアスファルト混合物を作る際に用いる砂や砂利のこと

KINKIの技術! インフラ作りの強い味方「省エネ型振動ふるい機」

省エネ型振動ふるい機

近畿工業の「省エネ型振動ふるい機」は、主に道路用アスファルトや建築・土木用コンクリートの骨材を製造するために使用されている装置。タフさと優れた省エネ技術が評価され、日本国内においてシェアトップクラス。これまで2万台以上の実績を誇る。昭和の建設ラッシュでも、近畿工業の製品は大活躍したぞ。

さあ、動き出そう! 地球を救うヒーローはKINKIからうまれる。

近畿工業は創業以来変わらない「開発志向型企業」
だからこそ明日を支えるエンジニアが活躍できるんだ。

今求められている「環境ビジネス市場」

美しい地球を未来に引き継ぐためには、廃棄物の適正な処理やリサイクルを促進し、環境負荷の少ない「循環型社会」をつくっていくことが重要です。その課題解決に、環境ビジネスが果たす役割は小さくありません。
その証拠に、環境ビジネスの市場規模は今や100兆円を超え、さらに拡大し続けています。時代とともに変化し、決してなくなることのない廃棄物。新しい技術を生み出し続けることで、人々の生活を守り、地球を守る。それが、私たち近畿工業の使命です。

「市場規模」図 「全産業と環境産業との比較」図 / 「全産業に占める環境産業の割合」図
環境機器メーカーのリーディングカンパニー

近畿工業が、廃棄物処理装置を作り始めたのは1970年ごろ。高度経済成長に伴い、ゴミ問題が顕在化した時代でした。もともと砕石用クラッシャーなどを手掛けていたこともあり、頑丈な製品として広まりました。その後も、お客様ニーズをとらえた製品を次々に開発。創業以来65年間でおよそ100種類の製品を生み出し、環境機器分野のリーディングカンパニーへと成長しました。

廃棄物から日本の未来を考える

研究開発は、近畿工業の生命線。2014年に、近畿メカノケミカル研究所を設立し、物理的作用に化学的アプローチを加えた、未来のリサイクル技術の開発に取り組んでいます。また、これからの時代、環境機器にも自動化や省エネ、IOT、といった最新のテクノロジーが求められます。いろんな分野の知識や技術を融合させることで「砕く・剪る・選ぶ」というコア技術を磨き続け、近畿工業はこれからも挑戦し続けていきます。

近畿メカノケミカル研究所